久しぶりに仕事術の本を読みました。
孫社長の秘書を務めた方が書いた本です。
多忙な孫社長に日々プレゼンを行い、重要な判断を瞬時にしてもらったというエピソードから始まります。
居合切りのようなコミュニケーションと表現していますが、孫社長に10秒で判断をさせる話し方ということです。
事前にしっかり準備すること、結論から話すこと、相手が知りたいことを話すことなどが話し方の技術として書かれています。
正直、それほど目新しい内容ではなかったというのが感想です。
ただ、そんな中で面白かったのが
- 「ロジック」より「スピード」
- 「ミーシー」こだわる必要はない
という話です。
世の中にはロジカルプレゼンの本が多くあり、ロジックすなわち論理的に話すことや、ミーシー(MECE)で話す内容の重複や抜け漏れをなくすことが大事だと書かれています。
しかし、ロジックの精度を高めようとすると資料作成や情報収集に時間がかかり、相手が求めるスピードについていけないということです。
目的は相手に納得してもらうことだと割り切ると、そういう考え方もありかと思いました。
実践的な仕事術を学びたい方にはお勧めします。
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