ITエンジニアを目指すなら基本情報技術者試験を受験すべき

情報処理技術者
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とある学生のブログで「応用情報技術者を合格できれば、基本情報技術者なんて受験する意味はない」と書いてありました。正直、今の基本情報技術者はプログラム言語として表計算が選択できるため、そうかもしれません。

とはいえ、応用情報技術者とは違い、基本情報技術者はアルゴリズムと何かしらのプログラム言語が必須です。

IT技術が多様化して、知識の範囲が広くなる中、プログラム言語などの重要性が低くなるのは時代の流れかもしれません。

しかし、ITエンジニアを目指すなら基本情報技術者を何かしらのプログラム言語で受験しておくべきだと思います。

本日は、そんな話をブログします。

あくまで個人的な考えなので、参考程度に読んでください。

基本情報技術者と私について

入社1年目に第二種情報処理技術者(今の基本情報技術者)を受験しました。

実務でCOBOLを保守していたので、プログラム言語はCOBOLを選択しました。

しかし、基本的な言語仕様はわかるのですが、アルゴリズムが理解できず、あえなく不合格となりました。

それ以降、実務が忙しくなり、数年間試験から遠ざかりました。

その後、オープン系システムの開発をSEとして担当しました。

要件定義など上流工程での参画だったので、開発言語であるJavaを書くことはなかったです。しかし、設計やテストのレビューでJavaの知識が必要となり、SJC-PというJavaのプログラム試験を受験し合格しました。

そして、Javaの知識で基本情報技術者にリベンジしたくなり、第二種情報処理技術者から基本情報技術者に名前が変わった頃、Javaで受験し合格しました。

システム開発の実務や資格試験を受験することで、COBOLとJavaのスキルがある程度身に付きました。しかし、開発を担当したプログラムの出来が悪く、当時の上司から怒られる日々を過ごしました。

上司はアセンブラ技術者で、メインフレームのさらに昔のシステムを開発した人でした。設計やプログラムについて本質的な説明を求められました。しかし、自分はJavaの言語仕様、すなわち上辺だけの知識しかなく、全く歯が立たない状況でした。

そのため、アセンブラをCASLという学習言語で勉強し、その成果として基本情報技術者をCASLで受験し合格しました。

結局、基本情報技術者をCOBOL(不合格)→Java(合格)→CASL(合格)と3回受験しました。ちなみに、当時の第二種情報技術者や基本情報技術者は合格率が10~15%であったため、相対的に現行より難易度が高いと思います。

その後、さらに上流の企画屋となったため、残念ながらプログラム言語のスキルを実務で発揮する機会はなかったです・・

しかしながら、基本情報技術者のプログラム言語に関する学習で得た、論理的に考えるスキルは、コアスキルとしてとても役立っています。

 基本情報技術者の飛び級について

現在の情報処理技術者試験は、基本情報技術者→応用情報技術者→高度情報技術者というキャリアパスを想定しています。キャリアパスなので、本来は順番にスキルアップすべきです。

また、アルゴリズムとプログラム言語の知識が必須とされるのは基本情報技術者だけであることから、基本情報技術者は応用情報技術者の下位試験というわけではないと思います。

名称が「基本」と付き、試験制度上も下位試験と位置づけられているかもしれませんが・・

学生や新入社員の方は、キャリアパスの意味を考えて、安易に応用情報技術者や高度情報技術者を目指すのではなく、基本情報技術者でしっかりとベース知識を身に付けるべきだと思います。

学生で高度情報技術者を合格したという記事を見ますが、すごい努力をしたと思う反面、正直、その時間で学生の頃しかできない勉強や経験をした方が良いのではと思います。

特に、高度情報技術者の論文区分を学生が受ける場合、創作論文にかなりの時間がかかると思います。ですが、そんなに焦らなくても社会人になりしっかりと仕事をすれば自分の経験を書くだけで合格できます。

話がそれましたが、基本情報技術者の飛び級はお勧めしません・・

あとがき

私がこれまでに合格した試験で、最も役に立っているのは基本情報技術者です。

一番最初に合格したからかもしれませんが、アルゴリズムやプログラム言語を幅広く知っているのはITエンジニアにとってのコアスキルだと思います。

最近ではパッケージ製品や組み立て型開発が多くなってきました。ブラックボックスの仕組みをさくっと組み立て、迅速にサービスを提供するやり方が流行りです。

こういった開発での問題として、性能はリソースが潤沢にあれば問題ないのかもしれませんが、論理障害などが発生した際に、ITエンジニアとしてのコアスキルがないとなにもできないと思います。

自動車でもそうですが、ブレーキの仕組みを知らず運転するのは危険です。雨の道でハイドロプレーニングが起きたり、下り坂で長く踏み込みすぎてディスクが焼き付いたりします。

以上、基本情報技術者を受験すべきだと考える理由を書きました。

先日より、平成30年度春期情報処理技術者試験の申し込み受付が始まっています。

学生やITエンジニアの方で基本情報技術者を受験されていない方は、今回受験されてはいかがでしょうか。既に合格されている方も他のプログラミング言語で挑戦するとコアスキルを向上させることができると思います!

コメント

  1. たかみっち より:

    個人的には、基本情報はITの基礎スキルを測るための試験で、IT業界だと若手(入社1~2年)向けと思います。
    なので、それ以上の経験を積まれた方が基本情報を受けても、手応えが感じられないような気がします。
    私自身は、新人時代、一夜漬けで第二種に合格したこともあり、役に立っている実感は全くありません。
    出題内のアルゴリズムに関しても、理系の人間であれば、当たり前に解けるレベルだったと記憶しています。
    ちなみに、言語はCASLを選択し、その後、実務でアセンブラをやりましたが、直接的に役に立った実感はありませんでした。
    (実務でアセンブラを習得したことは、その後、すごく役立っていますが。)

    • pmblog より:

      たかみっち様
      コメントありがとうございます。二種を一夜漬けとはすごいですね。私の場合は今基本情報のアルゴリズムを見て解ける気がしません・・たしかに、基礎スキルですが、ベテランを含め未経験の言語を学ぶには良い試験かと思います。

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