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久しぶりにPMP試験についてブログします。
PMP試験の教科書や問題集などの学習ツールは、多くの種類が販売されているため、始めて受験する方はどれを使うと良いのか悩むと思います。
私は悩みました。そして、書籍4冊、androidアプリ1つ、試験対策サイト1つと、様々な学習ツールを利用しました。
学習ツールの中には、内容や使い方が自分に合わなかったものもあります。始めからわかっていれば、もう少しお金と時間を効率的に使えたと思います。
ということで、これからPMP試験を受験する方の参考として、私が利用した学習ツールについて、その評価や感想をブログします。
PMBOK公式ガイドブック
PMBOK公式ガイドブックは、PMIの会員特典としてPMIのサイトから無料でダウンロードできます。PMP試験の問題のほとんどはPMBOK公式ガイドブックから出題されるので、すべて覚えれば合格できます。
しかし、分厚いPMBOK公式ガイドブックは通読するだけでも大変です。使い方としては、問題を解く際に辞書として使うことをお勧めします。
私は手書きでマーキングやメモをして覚えるタイプなので、タブレットやパソコンで読むPDFファイルのPMBOK公式ガイドブックは、ほとんど使わなかったです。
印刷は可能ですが500ページを超えるので現実的に厳しいと思います。
PMP教科書
PMP教科書は、PMBOK公式ガイドブックと同様に分厚く読むのが大変です。しかし、実務者である著者の興味深いコラムや試験の重要なポイントなど、面白く役に立つ情報が満載です。
また、章ごとに問題があり、読んですぐ確認することができます。さらに、PMBOK公式ガイドブックには書かれていない、PMI倫理・職務規定なども書かれているため、試験対策の教科書として完成度が高いと思います。
ただし、章立てがPMBOK公式ガイドブックのように知識エリアの順番でなく、著者独自のカテゴリです。PMBOK公式ガイドブックと併用すると少し覚えにくいかもしれません。
とはいえ、各プロセスのインプット、ツールと技法、アウトプットがまとまっているため、5つのプロセス群と10の知識エリアの体系を覚えていると、それほど混乱することはないと思います。
私はPMP教科書を1回通読して、その後は問題を解くときの辞書として利用しました。
PMP試験合格虎の巻
PMP試験合格虎の巻は評価が高い試験対策書です。教科書と問題集を兼ねているため、合格体験記などではこの1冊で合格したという武勇伝を多く見ます。章ごとの説明は要点が絞られており、問題のレベル感や雰囲気は本試験に最も近いと思います。
しかし、この1冊で合格できるのは、プロジェクトマネジメントの実務経験と予備知識が豊富な方に限定されると思います。それ以外の方の場合、この1冊では情報量が少ないため、暗記で解ける問題で足をすくわれる可能性が高いと思います。
私は試験直前に、PMP試験合格虎の巻の章末問題と模擬問題で演習し7~8割程の正答率でした。参考程度ですが、本番では5つあるカテゴリで、1つは平均以上、3つは平均、1つは平均以下とギリギリの成績で合格することができました。
このため、虎の巻の問題で8割以上の正答率がないと、安全圏で本試験に合格することは難しいと考えます。
PMP試験対策テキスト&問題集
PMP試験対策テキスト&問題集は、2016新年度対応版ということで買いました。試験対策は情報戦なので、できるだけ新しい書籍を使うのが鉄則です。
各プロセスの説明図やグラフなどのイメージが非常にわかりやすく書かれています。さらに、平成28年1月に実施された試験内容の改定で追加された、アジャイル開発などの新しいキーワードを網羅しているため、一通りPMBOK公式ガイドブックで学んだあとに知識の補足や整理に役立つと思います。
しかし、PMP教科書と同様ですが、章立てがPMBOK公式ガイドブックのように知識エリアの順番ではないです。著者がPMP対策講座の第一人者ということで、独自の解釈のもと試験対策本として工夫されているのだとは思いますが、最初に買う書籍としては、少し戸惑います。
とはいえ、問題が多く掲載されているので問題集としても有用です。
私はこの書籍で勉強を始めましたが、自分が今どの知識エリアにいるのかがわからなくなり混乱しました。
PMP試験問題集-Android Apps on Google Play
PMP試験問題集 APK ダウンロード- 無料 教育 アプリ Android 用 | APKPure公式サイト
PMP試験問題集-Android Apps on Google Playは、本試験と同じ200問の問題集です。
解説がしっかり書かれているので、間違った問題をすぐに理解できます。問題のレベルは基礎レベルです。本試験より簡単なので基礎知識の定着に使えると思います。最初に取り組む問題集としては良いと思います。
私は通勤途中に繰り返し問題を解きました。
クラムメディアPMP問題集
確実に PMP 資格取得!なら 『クラムメディア PMP 問題集』
クラムメディアPMP問題集は1000問という圧倒的なボリュームです。
こちらも解説はしっかり書かれています。問題のレベルは基礎レベルです。特徴はわかりにくい翻訳だと思います。ある意味、本試験に近く難易度が高いといえます。間違った問題だけをテストするモードなどがあり、効率的に試験対策を行うことができます。
ただし、数問ですが明らかな誤答などもあるため、その点注意が必要です。
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