PMBOKガイドにPDCAサイクルという考え方があります。
私は、PDCAサイクルを新入社員の頃に研修で学びました。仕事の基本として、誰もが聞いたことがあると思います。
本日は、このPDCAサイクルについて「トヨタのPDCA」をテーマにしたセミナーを受けました。
中部ブランチ主催 特別セミナー|イベント・セミナー|一般社団法人 PMI日本支部
プロジェクトマネジメント協会の主催ですが、プロジェクトマネージャに限らず、全ての社会人が意識すべき仕事のPDCAサイクルに関する話でした。
講師は、自動車整備士からIT企業社長という、異色の経歴です。PDCAに関する本を多数執筆しているとのこと。IT業界の有識者というと、高学歴かつ経歴がコンサルタントなどのイメージが強いですが、それとは真逆といえます。
今回は、このセミナーを受けて感じたことをブログします。有料セミナーなので、詳細は書けないため、気になる方は、講師の本を読んでください。
セミナーで感銘を受けたこと
感銘を受けたのが、イソップ童話「3人のレンガ職人」の話です。教会を建てるためレンガを積む作業において、目的を理解しているか否かで、仕事の質やスピードが全く違うという話です。
仕事を依頼するとき「何のために」を伝えることが重要ということです。こういったことを企業で推進することにより、全員が作業の価値や意義を理解でき、これが後々、大きさ差になるとのこと。
また、「ビジョンの見える化」という話もありました。ポイントはビジョンを作るだけでなく、日々の仕事にブレイクダウンすることです。ビジョンを作るだけという企業が多いということです。
その他、
- 頑張ることは汗をかくことではない
- 動くのではなく、働く(知恵を働かせる)
などなど、2時間という短いのセミナーでしたが、PDCAサイクルを回す際の勘所を知ることができました。
「まんが」がわかりやすい
セミナーの最後に、講師のサイン入りの本を買うことができました。
私は正直、この手の「まんがでわかる」シリーズについて、良いイメージを持っていないです。ベストセラーの焼き直しが多いですが、活字版に比べると内容が薄いという偏見がありました。
この本も、そんな偏見を持ちつつ読みました。しかし、読んでそれが間違いだと気付きました。まんがなので読みやすく、二時間で読める内容ながら、セミナーで聞いたエッセンスが詰まっています。忙しいサラリーマンにぴったりです。
たかがPDCA、されどPDCA
最近、本屋でPDCAの本をよく見ます。私はPDCAサイクルは仕事の一方法論であり、それだけの本にあまり意味がないと考えてました。そのため、正直今回のセミナーに、それほど期待をしていなかったです。
しかし、セミナーを受けて、PDCAサイクルの本当の意味を理解していないこと、そしてPDCAサイクルを実践できていないことに気付かされました。PDCAサイクルを理解していない人は「たかがPDCA」ですが、理解している人には「されどPDCA」ということです。
何事も知れば知るほど奥が深いです。今回のセミナーをきっかけに、自分の仕事のPDCAサイクルを見直してみることにします。
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