最近、かなり仕事が忙しくなってきました。終結したプロジェクトの不具合対応に追われるなか、新しいプロジェクトの企画と、休む間もありません。
新しいプロジェクトは大規模システムへのパッケージ適用です。大規模ということもあり一筋縄ではいきません。なかなか自分が思うように進めることができず、本当にこんなやりかたで良いのか、自問自答する日々です。
新しいプロジェクトでは、ほとんどプロマネらしい仕事をしていません。開発フェーズに入るとプロジェクトマネジメントが始まりますが、企画フェーズでは、ビジネスアナリストのような仕事ばかりです。
ということで、今回はビジネスアナリストような仕事を進める中で、私が気付いた反省などを備忘録としてブログします。同じような境遇の方には、多少ながら役に立つのではと思います。
しゃべり過ぎてしまう
企画フェーズでは、ユーザ部門の担当やITコンサルタントとビジネス要件を決める打ち合わせを行います。情報部門の担当として、私はユーザ部門からはビジネスニーズを、ITコンサルタントからは専門的かつ外部の知見をヒアリングします。
しかし、最近、自分がしゃべり過ぎることに気付きました。一方的にしゃべると、ユーザ部門の担当はあまり話をしなくなります。最後には「まぁそれでいいわ」と一言で終わりますが、後々確認すると「そういう認識でなかった」と言われ検討が手戻りします。
企画フェーズでは、ビジネスニーズとして何があるのかを聞き出すことが重要です。しかし、ユーザ部門の担当が、そのビジネスニーズをわかりやすく話せない、または表現できない場合があります。
このとき、ユーザ部門の担当の話をあまり聞かずに、こちらが決めつけてしゃべり過ぎると、潜在的なビジネスニーズを見誤ることになります。
自分の世界に入っている
しゃべり過ぎることとよく似ていますが、会議などで自分の世界に入っていることがありました。といっても内にこもる訳ではなく、周りの反応を気にせずに、自分の考えや思いを伝えることのみに意識がいっているということです。
熱意が伝わると良いのですが、大抵の場合、私がしゃべり終わったあとに、数人があくびをしているという状況です。
コミュニケーションの基本は対話です。周りの反応を気にしながら、相手に話を振る、相手に質問させる、などを行わないと「一人芝居」のような場になってしまいます。
あとがき
自分の悪いクセは、社会人になると周りからはほとんど指摘されなくなります。私の場合、日頃接しているのが、社内において部門の違う方や、ITコンサルタントなど社外の方であるため、面と向かって「話がわからない」などと言われることはありません。
このような状況においては、PMP教科書に書かれている360度レビューを応用した、1人360度レビューという思考が役に立ちます。これは、自分を第3者の目線で見ます。ポイントは、自分だけでなく、周りの方の態度やその場の雰囲気なども意識することです。
そうすると、色々と気付くことがあります。私の場合は「しゃべり過ぎてしまう」「自分の世界に入っている」ということに気付きました。
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