稼げる資格の2017年版トップ15を見て思ったこと

IT雑記
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IT研修企業のグローバルナレッジが、稼げる資格トップ15の2017年版を公表したようです。このランキングは2011年から毎年公表されており、資格を評価する際における、一つの指標となっているようです。
稼げるIT資格はどれ?―グローバルナレッジが2017年版のトップ15を発表

ランキングから見て取れる事として、以下が書かれています。

・上位5位のうち3つがセキュリティ関連の資格
・上位6つの資格は昨年と同じくセキュリティ、AWS、PMP関連
・セキュリティとクラウド/仮想化に関する資格がそれぞれ4つずつランクイン
・11位までの年収は10万ドル(およそ1200万円)を超える

今回は、このランキングについて、私が個人的に思うことをブログします。

稼げるIT資格の意味とは

これらのIT資格を取得すると稼げるわけではないと思います。

ランキング上位の資格として、CRISCはリスクマネジメント、CISMとCISSPはセキュリティ管理、PMPはプロジェクトマネジメント、およびCISAはシステム監査など、高度なIT業務に関するものです。

当然ながら、これらの業務に従事している方は、高額な報酬を得ていることが多いため、資格取得者の年収が10万ドルを超える結果となるのは、その通りだといえます。

このことから、稼げるIT資格とありますが、そうではないといえます。なぜなら、これら資格を取得するには、3~5年以上の実務経験が必要となるからです。

このため、「取得すると稼げるIT資格」ではなく、「稼げる方が取得するIT資格」というほうが正しいのではないでしょうか。

IT研修企業がランキングを付ける意味とは

ランキング上位の資格は認定を維持するため、3年間で100時間を超える専門知識の学習が必要となります。この目的は、継続的に専門知識を更新するためです。

最近では、自習や有資格者のコミュニティ参加などでも良いようですが、IT研修企業が主催する有料セミナーを受講すると、短時間で効率的に時間数を稼げるようです。

さらには、IT研修企業の多くは、試験に合格するための有料セミナーを提供しています。グローバルナレッジの場合は、このランキングで上位の、AWSやPMPなどの試験対策セミナーを多く提供しています。

IT研修企業としては、資格の受験者や合格者が増えると儲かります。うがった見方をすると、資格を維持するための時間数が多い資格ほど、IT研修企業は受験者を増やしたいという思惑があるといえます。

こういった視点から、ランキングを見ると、色々と気付くことがあります。例えば、日本の情報処理技術者試験などはランキングされることがないといえます。なぜなら、資格の認定を維持するために、継続的なセミナーの受講などの必要がないからです。

あとがき

よく似たランキングは世の中に多くあります。注意すべきなのが、ランキングに踊らさせないようにする事だといえます。このため、誰が何の目的で公表しているかを考えることが大事だといえます。

今回とりあげたランキングの資格は、取得と維持にかなりの費用がかかります。このため、ランキングの順位が高いからという理由で取得すると、費用のわりに稼げないということになります。

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