IT業界で働くための資格取得における取り組み方について

IT雑記
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最近、資格に関する記事へのアクセスが増えてきました。世の中、不景気ということもあり、何かしら資格を取得しようと考える方が多いからだと思います。アクセスが集まるということで、このブログも資格の記事が多くなってきました。

しかし、私は資格を取得することだけを目的にしてはならないと考えています。仕事に投じる時間が資格の勉強で少なくなるようでは本末転倒です。とはいえ、取り組み方さえ間違えなければ、資格の取得には多くのメリットがあります。今回は、私の経験を踏まえた、資格への取り組み方をブログします。

良い取り組み方

何かを学ぶ「きっかけ」とする

仕事では体系的に知識を学ぶことや、最新技術を知ることが難しいと言えます。専門書などで学ぶことができますが、読むだけでは定着せず、使える知識とはならないです。また、何かしらの目的がないとすぐに飽きてしまうと思います。

このため、何かを学ぶ「きっかけ」として、資格を活用することは有効です。資格の教科書や問題集を読み書きすること、すなわちインプットしアウトプットすることにより、知識が定着して使えるものとなります。

私の取り組みについては、以下の記事を読んでください。

IT部門や企業内でITを推進する担当者におすすめの検定 | ちゅうねん魂

仕事ですぐに活かす

資格試験の学習内容は、あくまで机上の理論です。実際の業務では、資格試験のように正解があるわけではなく、合格点をとれば良いというものでもありません。よって、資格を取得しただけでは初心者マーク付きのペーパードライバーです。

私の仕事はシステム開発のプロジェクトマネジメントです。このため、情報処理技術者試験の1区分であるプロジェクトマネージャと、プロジェクトマネジメントの国際資格であるPMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)を取得しました。

私は、これらの資格を取得後、すぐに仕事で活用しています。例えば、プロジェクトマネージャ試験の午後問題を応用することにより、プロジェクトの品質、コスト、納期に関するリスクの兆候を察知できるようになりました。PMP試験では、PMBOKに基づくプロジェクト管理技術の適用や、PMI倫理・職務規定によるプロジェクトマネージャとしての振る舞いなどです。

私の取り組みについては、以下の記事を読んでください。

PMPの資格を実務に活かすコツ | ちゅうねん魂

PMP プロフェッショナルとしての責任 PMI倫理・職務規定を再考する | ちゅうねん魂

とるなら1発で合格する

私は、情報処理技術者試験を現在2連敗中です。昨年秋期のシステムアーキテクトと、今年春期のシステム監査技術者ともに論文B判定でした。勉強する時間がないというと言い訳になりますが、不合格になるとさらに勉強する時間が必要となります。なぜなら、次回受験するときには、前回の知識をほとんど忘れているためです。また、2回連続で論文B判定というように、負け癖のようなものがつき、運まで無くなったような気がします。

資格試験はできるだけ短時間の勉強で効率良く合格するということが大事ですが、不合格になると逆に効率が悪くなります。この点、難しいですが、とるなら1発で合格できるように十分な準備を行うべきだと思います。

悪い取り組み方

仕事より優先する

マーフィーの法則ではありませんが、十分に勉強できていない時ほど、試験日の直前にトラブルが起きたりして仕事が大変な状況となります。こういった時、仕事より資格の勉強を優先しても集中できず、結局は不合格となるケースが多いと思います。さらに、仕事も停滞するなど、良いことはありません。

手の届く資格を片っ端から取得する

自分の仕事に関係のない簡単な資格や、下位資格、例えばある資格の1級をもっているのに2級を取得するなどです。資格を取得することが目的化している方に多く、世間では資格マニアと呼ばれます。

良く言うと、色んなことを知っているという物知りではあると思います。しかし、実際の業務を行えるほどの知識がない方が多いです。私の周りでもこの手の方が何人かいましたが、資格の勉強と違い、応用力を求められる仕事を円滑にこなせない方が多かったと記憶しています。

資格のコンプリートを目指す

世の中には、情報処理技術者試験の全区分制覇を目指す方がいます。戦略系のジェネラリストから、IT技術のスペシャリストまで、高度な知識を幅広く学ぶことができます。

私は、過去に2人ですが、ほぼ全区分を取得している方と話をしたことがあります。多分、すごい理解力と暗記力を持っているのだと思いました。しかし、私はマネをしようと思ったことがありません。そもそも、私の頭ではマネをすることが不可能ですが・・

結論、それほど勉強しなくても試験に合格できる秀才以外は、資格のコンプリートを目指すことは止めた方が良いと思います。そんな時間があるなら、本業の仕事に打ち込むべきです。

あとがき

冒頭でも少し書きましたが、万が一、転職などをしなければならない時に最も重要なのは、実務経験です。IT業界は資格がなければできない仕事はないため、最難関資格のシステム監査技術者などでも「あれば尚可」程度です。

このため、IT業界で働くための資格取得における取り組み方として、最も大事なことは、仕事と資格の優先順位を間違えないことです。

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